セルビアのジャズ・トランペット奏者
バルカンの郷愁を漂わせる独特のメロディを、ハードバップの熱気の中へ持ち込んだ男、ダスコ・ゴイコヴィッチ。
哀愁を帯びた旋律と、骨太でクールな演奏。そのサウンドから、マイルス・デイヴィスのプレスティッジ時代を思い浮かべる人も少なくないだろう。
そんなダスコを語るうえで、どうしても外せない一枚が 「After a Long Time」 だ。
Menina Moca・Dusko Gojkovic
哀愁を帯びた旋律と、骨太でクールな演奏。そのサウンドから、マイルス・デイヴィスのプレスティッジ時代を思い浮かべる人も少なくないだろう。
そんなダスコを語るうえで、どうしても外せない一枚が 「After a Long Time」 だ。
派手な演奏で聴き手を圧倒するのではなく、じわじわと染み込んでくるような渋さがある。ハードバップの力強さと、バルカンの空気を感じさせる哀愁が絶妙に溶け合った名盤だと思う。
今宵の一曲は 「Menina Moca」。
ダスコ・ゴイコヴィッチというトランペッターに少しでも興味を持ったなら、ぜひ「After a Long Time」も聴いてほしい。
時間が経ってから、その良さがわかってくる——そんなジャズが、ここにはある。

