
オレがまだ北海道にいた頃
祖父は漁師で 祖母はその手伝いをしていたが
閉鎖的な漁師町に住んでいたが当時としては
ハイカラな”ばあちゃん”だったらしい
裏を返せば その他の奥さん連中と趣味が違う”変わり者”と言われていたんだろう
ばあちゃんは いつも言っていた”漁師なんて大嫌い”と
飲み物は お茶よりコーヒー
洋楽大好き 映画も大好き 本も大好き
仕事そっちのけで 喫茶店や映画館に出掛けた武勇伝もよく聞いた
そんな祖母の本棚には 推理小説や純文学の他に海外小説まで並んでいる
カギッ子だったオレは 近所にある祖母の家の本棚で育った
活字依存症は その頃から養われていたんだろうなぁ
オレが名古屋にいた頃 北海道から遊びに来ていたばあちゃんは
博物館、美術館をはじめ毎日ひとりでどこかに出掛けていた
長い人生の中で、”今が一番楽しい”と言っていた祖母
山のように積まれてあった オレの数百冊の本も数ヶ月で読破した
亡くなる数年前 多治見に遊びに来たのも思い出す
車で駅前まで迎えに行ったが、見当たらず
なんと駅前のロッテリアでチキンを食べている祖母を発見
なかなか居ないぞ 80過ぎてロッテリアに入るばあさん(笑)
オレの好みやミーハー度は
祖母の遺伝子を継いでいるんじゃないのかと思う 今日この頃だ
