デザイナー田中一光の軌跡

オレの年代なら、グラフィック・デザインといえば

横尾忠則や宇野亜喜良、和田誠なんて名前が上がるが日本のグラフィック・デザインを初めて世界に認めさせた男、「田中一光」をご存知だろうか名前は知らなくても、「無印良品」のロゴは見たことがあるのでは?

まだオレが、はな垂れだった小僧の頃、1965年、デザイナー伝説のグラフィック展が開催されましたその名を「ペルソナ展」いずれも個性溢れる気鋭のデザイナー11人が集結した催し、いずれも個性溢れる気鋭のデザイナー11人が集結した催し、日本では、グラフィックがようやくデザインとして認知されはじめた時代。グラフィックの可能性を広げた作品群は海外でも評判となり、亀倉雄策などの第一世代に続く、日本のグラフィック・デザイン第二世代の才気を華々しくアピールしたなかでも数年前に亡くなった田中一光は、日本のグラフィック界のみならず、世界的な評価も最高峰であり続けた。

彼のデザインを語るとき、文字の持つ存在感を外すことはできない英字を使ってスタイリッシュに見せたがるデザイナーが溢れる中、英字を使ってスタイリッシュに見せたがるデザイナーが溢れる中、田中は日本語を見事なまでに美しいグラフィックに仕立ててみせたリズムが生きる明朝体を愛した田中は、日本語の美をモダンに再構築してみせた。そんな田中のアプローチを世界的に知らしめたのは「日本舞踊」のポスター、四角や三角、丸といった単純な幾何学を、「日本舞踊」のポスター、四角や三角、丸といった単純な幾何学を、散りばめて歌舞伎の女形に見立てるという発想の斬新さモダングラフィックの手法を取りながらも、日本の伝統美を感じさせる表現力は、日本人ならではのミニマルな美学に根ざしているんだろうなぁ~

かつて田中はこう述べている

「あらゆる無駄や、贅肉を切り捨ててしまう、日本の芸術の根底にあった”単純”は、ある種の精神主義に立った、無限なるものの集約であった」伝統の形骸化やデザインのファッション化が加速する現在、半世紀に渡る、田中のグラフィックワークは、きりりとした意想と、誇りをもって見るものに訴えかけてくるようだ^^


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